とらぞうのおかち日記「1歩2歩散歩」SPECIAL
 2001年夢中の旅 
東海道五十三次


Vol.05
〜戸塚宿→藤沢宿〜
7.8km

画像2001年 7月 1日(日)
日本橋を七つ立ちして一泊目の戸塚宿。 とてもじゃないけど真似できない。 JR戸塚駅地下通路にある広重を毎日のように見てるけど、橋の手前にある「こめや」はずっと「さめや」だと思ってた…(笑)。

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12:50 澤辺本陣跡

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13:05 富塚八幡宮

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13:05 上方見附跡

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14:30 戸塚山中道行きの碑

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14:40 原宿一里塚跡

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15:05 道祖神・馬頭観音

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16:15 藤沢宿の顔、遊行寺

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16:25 遊行寺の大イチョウ

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16:45 目印の本町郵便局

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17:35 源義経首洗い井戸

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17:45 白旗神社社殿

 三井越後屋系両替屋で休憩(口座があるので許して)して12:40出発。 旧R1は右側を歩く。 右手に元旅籠の丁子屋。 永禄年間(1558〜70)に戸塚に住み始め、400年以上の歴史がある。
 左手の戸塚駅西口旭町商店街は市内でも有数の商店街だったけど、再開発のため商店が歯抜けになり、かなり寂しい状態。 将来は駅ビルや大長屋が建って、今とは違った風景になる予定。

 バスセンター前交.が内田本陣跡で、左手バス・ターミナル「戸塚バスセンター」が旧戸塚警察署にして問屋場跡なんだけど、もう何も残ってない。 少し先右手の消防署手前に澤辺本陣跡

 浦賀道との追分、八坂神社交.手前に八坂神社。 毎年7月14日に行われる「お札まき」は市指定無形文化財。
 戸塚町交.右手には源頼義義家父子ゆかりの富塚八幡宮。 八幡宮は「戸塚」の地名の由来になっていて奥の山は古墳らしい。 境内には「鎌倉をいきて出けむはつ松魚」と芭蕉句碑もある。

 はす向かいにサイゼリヤ茶屋。 上方見附跡がある。 ここでは旧道の両側に跡があって、右側は石垣付き! “跡”とはいえ両側とも残ってるのは珍しい。 しかし、戸塚宿は江戸方・上方両方の見附跡にファミレス茶屋が建っていて面白い。
 『膝栗毛』では弥次喜多の2人が旅籠を探して宿場のはずれまで来ているので、このあたりなのかな? 1時間休憩。

 14:05サイゼリヤ茶屋を出発。 ここから大坂。 権太坂に引けをとらない難所の上り坂で、そのためか坂が上り始める右手に道祖神がかたまって並んでいる。 途中切り通しになってるけど当時はそのまま上ってたんじゃないの? 上りきると片側2車線のR1と合流。 左側を歩く。 戸塚のR1といえば松並木と思っていたら、実際歩いてみると松はあるけど、雑木並木なのでビックリ。 車でよく通るけど歩くまで気が付かなかった。
 この区間は丘陵の尾根づたい(断層?)に道路があるので、当時としては想像以上に山深い場所だったと思う。 お軽勘平戸塚山中道行きの場の碑なんてのもあるし、碑の下は谷で、ここから見えるR1の路肩が鉄骨で、まるで高速道路のよう。 道路を平らに走らせるのに大変な土木工事の跡。 ここで気付いたけど、きっと右側上り線の方が旧道なんだね。 ガクッ…。

 しばらくすると原宿一里塚跡。 向かいに浅間神社があるだけに、浮世絵に描かれているように富士山がきれいなんだろうなぁ。 ここから原宿交.まで、道路沿いの家が所々立ち退いた跡がある。 渋滞で有名な原宿交.が立体交差になる(R1が地下にもぐって交差する「かまくら道」をくぐる)話は聞いたことがあるけど、工事はもう始まってるのね。 大運寺の門には葵の紋。 …。

 その原宿交.を過ぎるとしばらく史跡もなく、無言で左側を歩く。 太陽に向かって歩いているので日に焼けて顔・腕が痛い…。 モノレールの廃線、道祖神・馬頭観音を過ぎるとボーリング場、ラウンドワン屋。 1Fにマック茶屋があるので20分休憩。 左手諏訪神社の前は旧道。 R1が4車線道路だったのでホッとする。
 藤沢バイパス出口交.を左折すると鉄砲宿、そして道場坂は右側を歩く。 両側が切り通しになっていて歩道はガードレールがあるだけで狭く、地元の人も歩くのは不便でしょ。
 こげ茶の標柱しかない藤沢一里塚跡見附跡。 そして左手に諏訪神社と続く。 小栗判官・照手姫墓敵味方供養塔遊行寺の境内にあるので、歩道からは見えない。

 藤沢橋の手前イイジマ薬局屋を右折すると「日本三大広小路」の案内板。 なぜ旧東海道が遊行寺で変なルート(藤沢の三曲がり)になっているのか分かる。 正中二年(1325)創建の遊行寺の緩やかな参道を通って境内に入ったのはいいけど、ヘトヘトに疲れて小栗判官・照手姫墓、敵味方供養塔はパスしてしまった。
 市指定天然記念物の大イチョウの下で10分休憩。 あと少しでゴールなので頑張ろう。 今日は“のみの市”が開かれていたみたいだけど、もう後片付けをしている。

 遊行寺橋を渡るとR467にぶつかる。 右折すると旧東海道で、左折するとゑのしま道。 おらが江の島方面へ行くときの通り慣れた道。 藤沢市は「江の島」という大観光地があるためか、旧東海道関連には力が入ってないみたで、アイ・キャッチになるものが少ない。 持田本陣跡も標柱・案内板が見あたらない。 本町郵便局の向かいに本陣があったそうで、代わりに本町郵便局を撮影。
 藤沢御殿跡に行こうと右折したら、今日立ち寄る予定だった梅の湯(藤沢1-2-5/14:30-22:30/1・10・22日定休、日曜の場合その翌日)が開いてたので、16:50まだ途中だけど休憩がてら汗を流す。 日焼け対策をしていなかったので顔・腕が真っ赤! でも35分後、体がサッパリしたので(御殿のことはスッカリ忘れて)サクサク歩く。

 右手妙善寺に寄り道した後、大長屋「藤沢本町パーク・ホームズ」の奥にある源義経首洗い井戸を見学。 この手の物が苦手な喜多さんは入口でたばこを一服。 さらに白旗交.を右折して白旗神社まで足を伸ばす。 さすが鎌倉に近い土地だけあって、江戸時代よりも古い史跡が多い。
 寄る予定になっていた永勝寺はもう疲れて立ち寄る元気がない。 当時宿場になくてはならない飯盛女の墓があるというので、誰かおらの敵をとって。 おらの家から車で30分くらいの場所なんだけど、これがなかなか来られないんだよねー。 ちなみに飯盛女の墓を建てた小松屋跡は本町郵便局の隣り。
 旧道に戻って緩やかな坂を上り、17:50伊勢山橋で今日の旅を終える。 陽は明るいけど、どっぷり夕方…夏でヨカッタ。

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おまけ
所要時間(休憩除いた正味時間)5時間10分(約3時間05分)
今日1日の所要時間(休憩除いた正味時間)9時間05分(約6時間20分)
万歩計の歩数(今日1日の歩数)15,583歩(+15,713歩=31,296歩)
喜多さんの歩数(今日1日の歩数)16,273歩(+15,699歩=31,972歩)
経費(保土ヶ谷宿〜藤沢宿分交通費含む)
往路:JR戸塚駅→JR横須賀線保土ヶ谷駅160円
帰路:小田急藤沢本町駅→藤沢駅
帰路:JR藤沢駅→戸塚駅
130円
230円
梅の湯入浴料400円

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