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Vol.14 板鼻宿安中宿

(3.3km)


英泉「板鼻」 宿場

2010年10月16日(土)

 板鼻の歴史は古く、東山道時代は若田郷藺田鼻と呼ばれていた。板鼻宿が整備されたのは板鼻藩主里見氏の時代で、慶長9年(1604)山寄りのルートから現在地に移された。今はひっそりとしている板鼻宿だけど、往時は何と!上野国(こうずけのくに)7宿の中で旅籠屋の数が一番多い。
浮世絵ポイント 画像00

 浮世絵ポイント@板鼻宿の市指定史跡寒念仏(かねつ)橋供養塔で、慌ただしく5分休憩。供養塔は享和2年(1802)板鼻宿本陣の木嶋七郎佐衛門が石橋を架けた時に、旅の安全を祈って建てられた。「寒念仏橋」という名の由来は、寒中に念仏を唱えて回って得た浄財を、橋を架ける費用に充てたから。
画像01 ポツンと寒念仏橋供養塔
 14:15板鼻宿の巻スタート。橋の供養塔があるものの、板鼻堰が国道の下を通って流れが見えないので寂しい。国道18号の歩道の一角で、殺風景だし。
 板鼻下町交差点で国道は左カーブするけど、旧道は右折…ってゆーか、ホントは真っ直ぐなんだけど、道がねじ曲げられている。旧道は県道137号となり、左手に板鼻堰があるので、こちらの方が浮世絵の風景に見えるなぁ…。
画像02 14:20 酒を酌み交わす祝言道祖神
 板鼻堰の流れが右手に移ると祝言道祖神。台座が道標になっているけど、刻字が細すぎてよく見えない。(>_<) 「當驛ヨリ/京百五里三丁/江戸二十八里半/日光三十七里/善光寺十八里三十二丁/榛名山五里/妙義山四里半/加州金澤九十二里半」と刻まれている。
 第九中仙道踏切を渡ると板鼻二丁目交差点。交差点の手前が見附跡。この交差点は榛名道追分で、片隅に文政13年(1830)製の八幡道道標が建っている。正面に「やはたみち」、右面に「はるな くさつ いかほ/川原湯 かねこ/澤たり しぶ川 みち」と刻まれているけど、道標の向きが違っている。
画像03 14:25 振り向いて撮った八幡道道標
 やっと今日の昼食!\(^-^)/ TV番組で紹介されていて、ぜひ立ち寄りたいと思っていた板鼻館茶屋。ランチタイムが14時半までなのでヒヤヒヤしたけど、やはり人気店らしく込んでいて、準備中にならずに入店できました。\(^-^)/ 念願のタルタルカツ丼900円!
画像04 タルタルカツ丼
画像05 角菱屋の看板
 店内を眺めていたら、壁に角菱屋という看板を発見! 元旅籠屋で、残念ながら創業年は分からないけど、天保年間(1830〜44)には旅籠として営業していたそうです。元旅籠屋で食事ができてヨカッタ。40分の休憩。
画像06 15:15 板鼻宿本陣(木嶋本陣)跡@安中市板鼻公民館
画像07 和宮が泊まった旧本陣書院
 板鼻宿は案内板や標識がないので宿場町としては寂しい。福田脇本陣跡はどこなのか分からず、梵鐘が市指定重要文化財となっている称名寺に寄ろうと思っていたけど、こちらも通り過ぎてしまった。(>_<)
 安中市板鼻公民館板鼻宿本陣跡。浮世絵ポイントにあった寒念仏橋供養塔を建てた木嶋本陣の跡で、公民館の奥に旧本陣書院がある。文久元年(1861)降嫁のために下向した和宮が仮の宿として宿泊した皇女和宮御仮泊所だけど、土日祝は休みで中は見学できない。仕方がないので、公民館でトイレを借りる時にパンフはないのか?尋ねると、ないんだって! ヤル気があるのか?安中市!
 15時も過ぎると日の光が弱まって宿場の雰囲気は寂しい…。ヤル気のない宿場も寂しい…。てうちん屋も聞名寺も南窓寺も、入口が分からないまま板鼻堰…。水路のある街並みってイイなと思うけど、文化財のある寺の入口には標識を設置してほしいな〜。さっきの茶屋本陣じゃないけど、案内板や標識を設置すると仏像を盗まれちゃうって思うのかな? 板鼻宿の近くに碓氷川が流れているからって、印象のウスい宿場になってしまった。…。食事処が元旅籠だったのが救い。
画像08 15:30 板鼻宿を流れる板鼻堰
 板鼻宿のはずれで、鷹巣神社の入口を横目に鷹之巣橋。鷹之巣橋の右手(上流)にレンガ造りの橋台が残っている。昔の橋の跡で、旧橋付近が渡しの跡なんだろうね。さらにその上流にクレー射撃場があって、銃声が鳴り響いている。2回撃つんだね。しかし、崖がスゴいなぁ。
画像09 15:35 ひっそりと橋台が残る橋の跡
 中宿交差点で中山道に復帰する前に、諏訪神社に寄り道。明治11年(1878)明治天皇が北陸東海巡幸の際に休まれたという明治天皇中宿御小休所腰掛石が置かれている。こんなこぢんまりとした神社だと、現代なら周りに大勢のギャラリーが集まり、「ムツさま〜」「ムツさま〜」と、ケータイでパシャパシャ写真を撮られたりして大騒ぎでしょ。しかし、腰掛けられた石もデカいけど、横の標柱も立派。どちらが主役なのか?分からない。
画像10 15:40 明治天皇中宿御小休所腰掛石
画像11 栄朝禅師木像
 諏訪神社の隣に蓮華寺栄朝禅師木像が県指定重要文化財だけど、きっと本堂に安置されて観られないと思っていたら、開山堂に祀られていて、拝むことができました。\(^-^)/ ありがたいことです。
 旧道に復帰。少し板鼻寄りに戻ると、コスモスの中に中山道標柱がポツンとたたずんでいる。街道歩きでは先を急ぐ旅人は多いので、この標柱は数ある標柱の中でもあまり人目につかないかもね。ご苦労さま。
画像12 15:50 ポツンとたたずむ中山道標柱
 中宿は車の通りは少なく、古い民家が点在してイイ感じ。中宿一里塚跡を過ぎると、道端で遊んでいる子供たちが喜多さんの虫取り網に興味を持ち、何が捕れるのか?聞いている。子供が虫取り網をブンブン振り回しても何も捕れない。残念だけど、もうこの時間では蚊くらいしか飛んでいないよ。  
画像13 15:55 ひっそりとした中宿の家並み
 左手に享和2年(1802)製の庚申道標。左面に「従是 一宮/大日 街道」と刻まれている。一宮&大日はどちらも富岡市にある、一宮貫前(ぬきさき)神社遍照寺大日堂のこと。しかし、「街道」という単語は明治時代に作られたと思っていたけど、江戸時代にはもうあったんだね〜。こんな静かな街並みを歩いているのは、今はおらたちしかいないけど、往時は追分で賑わっていたんだろうね。
画像14 16:00 こちらもひっそりとした中宿追分
 車道は左にカーブするけど、旧道は真っ直ぐ。正面に妙義山が見える。その名の通り、山の形が奇妙だ。
画像15 16:05 夕暮れ時の中山道
 角のゴミ集積所に、緑色の中山道手作り道しるべ。今日は初めて見た。何と!「中山道17」となっていて、ナンバリングされているとは今まで知らなかった。
画像16 16:10 碓氷川の堤防の上を歩いてゴール地点へ
画像17 16:15 久芳橋東詰めが本日のゴール
 イイ感じの旧道は碓氷川の堤防で消滅。堤防は丸石の石垣で、中山道標柱がポツン。堤防の上を歩いてから国道18号に出て、16:15久芳橋の東詰めで今日の旅はおしまい。
 当初はあと7kmほど歩いて磯部駅から帰る予定だったけど、寄り道が多過ぎたかな? 日の入りまで55分なのでもう暗くなっちゃう。まぁ、磯部駅より安中駅の方が旧道から近くてアクセスは楽だ。しかし、電車は30分に1本で、30分近く待つことに…。ホームのベンチに座ると、東邦亜鉛屋の安中精錬所が近未来SF映画のセットみたいで、不思議な風景。

おまけ
所要時間(休憩除いた正味時間) 2時間05分(1時間25分)
今日1日の所要時間(休憩除いた正味時間) 7時間15分(6時間00分)
万歩計®の歩数(今日1日の歩数) 5,260歩(23,805歩)
喜多さんの歩数(今日1日の歩数) 5,349歩(23,096歩)
寄り道含めたGPSの距離(今日1日の距離) 4.29km(18.75km)
経費(高崎宿〜板鼻宿分交通費含む)
往路:JR東海道本線戸塚駅→JR高崎線高崎駅「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」
(戸塚駅→高崎駅普通運賃)
3,060円
(2,520円)
帰路:JR信越本線安中駅→JR東海道本線戸塚駅「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」
(安中駅→戸塚駅普通運賃)
グリーン料金
フリーパスのため0円
(2,520円)
750円

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